今回は、実技指導のみ為らず、中級の方々に、「疳の虫(かんのむし)の臨床例からみた親子の関係性・連動性」の講義を、おこないました。
とかく、症状を持つ患者のみがクローズアップされ、周りとの関係・環境を見落としがちです。
しかし、大人だってそうなんですが、特に子どもは、心の状態は身体に素直に現れ、逆に身体が変われば、心もちも随分変わってくるのです。
学校いきたくなくて、「お腹が痛くなる」のは、本当に痛くなるのです。
もちろん、本人は、痛くなることを望んでは、いないのです。
でも、無意識下に起きた不安な気持ち、イヤダという気持ち、そんな気持ちから、身体の緊張は高まり、胃腸への血流が抑えられ、消化不良を起こしたり、冷えたりします。そして、本当にお腹が痛くなってしまうのです。
その原因が、意外なところ、思わぬところからやってくることもあります。
結構、聞くのが、「予防接種をしてから、夜泣きが始まった。イライラすることが多くなった。」という話。
「小児はり」は、刺さずに、撫ぜるような、やさしくて気持ち良い刺激。
それは、何故かというと、小さな子どもは、言葉が自由でない・周りの社会の事情がまだよく理解できないといったところから、身体全体が大きなセンサーになっているのです。
情報をたくさん得ようと、常にセンサーを働かせているので、とても敏感です。
敏感なので、大人程の刺激が必要ありません。
むしろ、情報過多になると、受け止めきれず、身体をクローズしてしまいます。
なので、びっくりするほど、やさしい刺激。
かたや、注射は、強い刺激。ましてや、生ワクチンの場合は、自分で抗体を作るわけですから、免疫細胞フル活動のため、身体は興奮状態になります。
元々敏感気味なお子さんにしてみたら、大変なことです。
ワクチンの保存剤による水銀摂取量も気になるし、生ワクチンによる菌の活性化等、気になる一方、次から次へとやってくる予防接種。
摂取タイミングに悩むところですが、上記の件も踏まえると、なるべく、間をあけて摂取させる努力が必要かもしれませんね。
唯、上記な場合、小児はりを数回受ければ(早い子では1回で治まる)、すっかり落ち着きますので、悩んだり、寝不足になる前に、一度、ご相談下さいね。
受講生の皆さん、そんな子どもたちを、ひとりでも多く笑顔にするために
一緒に勉強していきましょう!!
我が母校、呉竹学園の大々的な卒後研修がスタートしました!!
せっかく、はり・きゅうの国家資格を得ても、年間4千人の鍼灸師がうまれている中、
又、3年の学校生活の中では、いまどきの日常で耳慣れしない東洋医学や、解剖や生理など
西洋医学の座学も多く、なかなか実技の時間が取れないのが現状です。
「資格を取っても、そのままでは、ペーパードライバーです。なんとか、更に上をいく、これという技術を身に付けさせたい!」との村居先生の熱い気持ちで、この研修がスタートしました。
と、いうことで、ターゲットは、卒後3、4年くらいの方、
又、指導者は、ベテラン過ぎると目標が高すぎるので、経験年数が近い方を、
ということで、野の花が不肖ながら、小児はりの担当にご指名を頂いた次第です。
内容は、毎年5月に開催されている、大師流初心者講習会を3日に分けて、
じっくりやっていきます。
こういった講座だと、普通は、何十人も集めておこなうのが普通ですが、今回は、必ず実力をつけさせるというのが目標なので、定員を20名に絞らせて頂きました。
この定員数を認めて頂いたということからも、村居校長の熱意が伝わります!!
小児はりの講習は、7月と10月にあります。
又、この講習を3日間受講すると、毎年5月の初心者講習会に出席したのと同じ扱いになりますので、その後の大師流小児はりの会・関東・大阪・九州・北海道の初級手合わせ会に出ることが可能になります。
5月の講習会に参加できなかった、呉竹卒業生の皆さま、宜しければ、ご一緒にお勉強しましょう!!
お待ちしています。
旧暦五月、午(うま)の月の正節、芒種(ぼうしゅ)の季節です。
芒種とは、梅雨入り前の田植えの開始時期を示しています。
中国の暦では、「腐れたる草、蛍と為る」季節と書かれます。
草が、込み合いながら伸びてきて、腐った葉の下から、ふ化した蛍が、夕闇に光る頃という意味です。
昨日、東京都鍼灸師会の集まりで、椿山荘へ参りました。
昔、結婚式で数回、来た記憶がありますが、「こんなみごとなお庭だったっけ?」と改めて感激。
到着した頃は、日が傾きかけて、青々と、うっそうに茂る木々の葉に黄色いガラス玉をちりばめたようにキラキラと輝いていて、うっとりしました。
その背景に、ひっそりたたずんでいる、三重塔は、実は、広島の竹林寺から移築されたものだそうです。創建は、おそらく室町時代末期だそうで、びっくりですね。
そして、日がすっかり落ちた頃には、川面に蛍の光が!!
停まったまま、光っているだけでは、周りのライトアップに負けてしまうけど、光りながら、ゆらゆら、飛ぶ様は、実に風情があり、ついつい感嘆の声が出てしまいました。
こちらのお庭は、宿泊やパーティ等の利用者でなくても、自由に出入りできますから、ご興味ある方は、一度、いらしてみては如何ですか?
JR目白駅から椿山荘行き(新宿西口行き)で10分、JR池袋からシャトルバスで15分くらいです。
更に更に、どんどん、花が咲いています。
秋からたくさん咲いてくれていた、ビオラが枯れて小さくなる一方で、緑がうっそうとしてきて、少し整理してあげないとすぐジャングルになってしまいます。
垣根に絡ませて大事に育てていた、ヤマホロシを植木屋さんに間違ってバッサリ切られてしまい、涙にくれたこともありましたが、挿し芽で細々と育てていた、ヤマホロシは、今年とんでもなく、大きく成長しました!!びっくり! 木に絡ませているのですが、その木を凌駕する勢いです。
ヤマホロシは、通称名で、本当のヤマホロシは、まったく別物という説もあります。
正式な名称は、ツルハナナスです。(なすの花に似ているでしょう?)
成長力が旺盛なので、これでグリーンカーテンを作っているお宅を見たことがあります。
紫の花がたくさん揺れていて、見事でしたね!!
もう一枚!
流通で出回っているのは、3種類ですね。
1つは、うちにある、濃い緑葉で、花は紫から白へ変化するタイプ。
2つ目は、濃い緑葉で白い花。 そして3つ目は、葉っぱの縁が白い、斑入り葉で白い花。
アジサイ「城ヶ崎」 去年は、数輪しか咲かなかったのに、今年はたくさんつぼみがついています!!
野の花鍼灸院のシンボルカラーは、 「黄色」なんですが、ユリオプスデージーが今一休み中なので、今は、紫の花ばかりになっています。
ぎぼうしのつぼみが、たくさん上がってきていますので、これも紫。
セージも紫の花をつけています。
エリゲロンもがんばっていますよ。花弁の白がピンクになったりと色の変化があって面白いです。
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